本シンポジウムでは、コンベンションの実務従事者を対象として、国際会議の現場と主催者の業務を知ることにより、業務を円滑にすすめる能力を身につけることを目的としています。2019年7月7日（日）〜7月12日（金）にかけて開催される国際会議AAI（先進的応用情報学に関する国際会議）は、我が国に本部を持つ国際学術組織である国際応用情報学機構により共催されており、併設国際会議を含め、今回の会議においては、参加者数は400名を越える見込みとなっております。

　そこで、この機会に特にコンベンションに関わる実務者向けに、国際会議をご見学いただくとともに、主催者の業務やサービス提供方法、および施設の利用法を理解することで、今後の業務に活かすことのできるシンポジウム（第7回 国際観光コンベンションシンポジウム）を開催することとなりました。

　MICEは、多くが観光と関連して認識されていますが、その実務の実際は、全く観光と異なると考えた方がより効率的かつ効果的な業務遂行が望めます。確かにMICEは観光と同様に交通、宿泊、観光資源などの共通したキーワードを持っています。しかし、実際にはMICEは観光と比べて、計画から実施および完了までのプロセス、およびステークホルダー（利害関係者）の多様性やつきあい方の深さは大きな違いがあります。

　今年はコンベンションや国際会議と関わりが深い、５名の講師にご講演いただく予定です。今後、我が国においてMICEを発展させ充実したものとしていくために、我が国のコンベンションビジネスの強みや弱みを知り、活かす方法とは何なのか――理論的な観点および実務的な観点でお話しいただきます。

　本シンポジウムの参加者は、同時開催の国際会議において、将来の主催者となるであろう国際会議参加者との交流はもちろん、７月９日（火）夕方に実施される国際会議のポスターセッションにおいて、参加者の地域や団体、事業をご紹介できるポスター掲示スペースをご準備いたしております。ポスターなどの掲示をご希望の方は、A0またはA1サイズのポスターをご準備ください。